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2015年 11月 07日
コミュニケーション、コンタクト、インプロビゼーション
9月末のギャラリーかぐや(埼玉県滑川町、森林公園)でのライブ、その後の驢馬駱駝(東京、東中野)満月ライブから始まって、10月上旬の鹿児島・伊佐でのコンタクト・インプロビゼーションフェスティバル、下旬のマレーシアでのアジア・パシフィック・インプロと、ここしばらく遠方に演奏で呼んでいただく機会に恵まれている。
いつもお世話になっている皆さん、本当にありがとうございます。

その度に色々と感じ、思い浮かんだことをこのブログにでも記しておきたいと思うものの、あっという間に時間は過ぎ去り、結局以前に感じていたことが新たな体験で上塗りされて、まとまらぬままの考えを嫁との会話の中でたまに開放しているうち、気が付けば次の用事や準備が目前に迫り…。
と、楽しくもあるけど「あれ、自分こんなんやったっけ?」というレットイットビー気味な日々を過ごしております。

そんな中で、これだけは今のタイミングで書いておこうと思ったことを。
まずコンタクト・インプロビゼーションについて。
特に大勢が一度に行なっている様子は、知らない人から見ると「ごろごろ乗っかり合い集団体操」という印象を受けると思う(もちろん僕の主観です)。
実際にどういうものかは長くなるので省略するけど、体操とダンスの間のようなアクティビティだと思えば当たらずとも遠からずだと思う。

イベントでの演奏に呼んでもらうようになって思えばそこそこ年数が経つけど、実は割と最近まで楽しみ方のポイントがわからなかった。
なぜなら、自分は演奏だけしていたから。
お客さんに観てもらうショー(コンタクト・インプロをベースにしたパフォーマンスのステージ)では、見せるものである以上、できるだけショーとして楽しんでもらえるようにという、音楽のライブにも近い一つの目標があるので少しは手がかりがあるのだけど、そのほかのワークショップやジャム(と呼ばれる飛び入り自由のダンスセッション)は、さて、何がポイントになるんだろう?

もちろん演奏者としては、ある意味パーティーの演出のように、そこにいる人達がリラックスしたり盛り上がったりできるように、色々なテンポや雰囲気を作っていくという役目がひとつある。
でも、例えば音楽のライブやコンサート、クラブのDJのような、音楽がメインとなるイベントとはかなり違う。音楽が雰囲気を作ることは変わらないけれど、メインとなるのは飽くまでもパフォーマンスをする人たちの動きと関係性。そこが面白くも不思議な部分だった。

そして今回。
もともと体を動かすのは嫌いじゃないので、自分自身もかなりワークショップに参加してみた。
良かった。トライして本当に良かったと思う。何が魅力なのか、そのひとつがわかったから。

それは、人間は温かいということがわかること。
あえて短く表現すれば、あれこれ感じて、思い浮かんだことをぎゅっと圧縮すれば、そういうことだと思った。

イベントやフェスティバルには色々な国や地方から人が集まって来ている。
つたない英語でコミュニケーションしながら何日か過ごし、演奏を楽しんでもらい、友達になっていくのは本当に楽しい(もちろん日本人の友達が増えるのも嬉しい)。貴重な機会を作り、そしてそこに招いてくれる方々にはいつも感謝ばかり。

それだけでも十分楽しいのだけど、実際に体を触れ合わせて一緒に動くということは、それとはまた別の次元の体験になる。
相手の体温はもちろん、体重や骨格、積極的か受け身か、技術、器用不器用、そして言葉に表しくい何か…そういった大量の情報がごく短い時間の間にどっと自分に流れ込んでくる。

挨拶する時にハグ(抱擁)する習慣のある国に友だちがいる人なら、あれはいいもんだよな、という感覚があると思うけど、その間口を広げて、さらに掘り下げた感じ。
もちろん日本人同士だって、家族や友達、夫婦や恋人などとの間で触れ合う喜びや重要性を感じる機会があるわけだけど、面識の浅い、言わば他人同士で何人もとコンタクトすると、親近感が湧いてくることに加え、何かほっとするような、ちょっと嬉しい気持ちが浮かんでくる。

それが「色々なタイプの人がいるけど、触れてみると皆温かい」という実感としてやってくる。
温かい性格かクールな性格か、趣味が合うか、そういったことまで分かるわけではないけれども「ここにいる誰とも、基本的に仲良くありたい。大の仲良しまではなれないとしても」という気持ちにさせる。
それを五感で感じられるというのは大きなことだと思う。

家族でも友達でもない(今のところは)、場合によっては言葉もあまり通じない相手だけど仲良ありたいという実感、それって平和そのものなんじゃないだろうか。

…さて、では音楽はどうだろう。
言うまでもなく、年齢性別国籍を越えてコミュニケーションできる良いツールだし、そうでなくてもその素晴らしさは僕などが語るのがおこがましいほどだと思う。
けれども、まだまだ色々とトライできることがあるんじゃないか…このところそんな思いが渦巻いている。
コンタクト・ミュージック・インプロビゼーションとでも呼べるようなワークショップができたら面白いんじゃないか、そんなアイディアの断片が…まだその辺に散らかったままでいる。

以下、日々の合間に自分で撮ったものなので割といいかげんで、本番中など自身で撮れない瞬間のものは抜けているという、中途半端な写真の羅列です。

伊佐の十曽青少年旅行村。今年もいい天気に恵まれたなぁ。
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市民ホールでのセッティング。本番中どんな風に見えていたか、写真が楽しみ(急かしてません)。
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桜島と、友人たち。
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鹿児島市内のカッコイイギャラリーでのセッティング。ここはトイレも面白かった〜。
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マレーシアは、お庭もジャングルな雰囲気。そして雨は土砂降り。
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雨の中でのダンス。
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犬。
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僕らのゲストハウス。
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南国は美味しいフルーツが豊富(しかも安い!)なのが本当に素敵。
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# by miura1go | 2015-11-07 21:53
2015年 11月 05日
一乗寺音楽工房Vol.3
だいぶ間が開いてしまったけど、先日の一乗寺音楽工房の音源をアップ。
カバコ+パンデイロ編。

さて、次回はどんな風になるか…?


# by miura1go | 2015-11-05 22:12 | 一乗寺音楽工房
2015年 09月 03日
ドゥペルージュ
音楽でもなんでも、ステージで何かするやつぁ芸人であれということですね、心得ました!
満月ライブは写真撮り忘れ。
バスから見える雨に煙る工業地帯は、なんとも荒涼として見える。
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ドゥペルージュ_f0083332_17575671.jpg

ドゥペルージュ_f0083332_17582825.jpg


# by miura1go | 2015-09-03 18:01
2015年 08月 27日
ミウラケ
もう先週の話ですな。
あ〜タンマタンマ、もいっかいやらして!と言いたくなるようなミスを幾つかしましたが、初ライブとしてはこんなとこだったかな…?録音を忘れて、反省材料も残っておらず。
引き続き本番を重ねてブラッシュアップしていきたい。
いい季節になってきたし、ストリートにでも繰り出そうか。
ミウラケ_f0083332_18435579.jpg


# by miura1go | 2015-08-27 18:48
2015年 08月 11日
しょうぶ園
もう一月半くらい前になるけど、写真を頂いたので貼っておこう。
しょうぶ園_f0083332_10584593.jpg


# by miura1go | 2015-08-11 11:05